前回に続いて、産業用SDカードです。(前回(1/2)「その実体を紹介する」はこちら)
前回の写真ですが、
表面には何も書かかれていない状態です。
SDのロゴもないから偽物ではないかとおもうかもしれませんが、このSDカードの裏には書いてあります。
しかも、「Made in Japan」と書かれています。これだけで、高そうな感じがします。
前回説明しましたが、4GBと8GBです。一般的なSDカードよりも容量が小さ目と思います。産業用は空き領域に余裕は必要なく、最低限必要な容量なのでどうしても少な目になります。他には一般的なものよりも予備セクターが多いとか、性能面でキャッシュているとかなどがあります。
では、実際の属性はこのようになっています。
Card Capacity : 8 GB : 8,019,509,248 bytes
Media ID : 02544D02C4XXXXXX
Speed Class : Class 4
Card Capacity : 4 GB : 3,967,811,584 bytes
Media ID : 02544D02BXXXXXX
Speed Class : Class 4
今まで説明していませんが、製造会社はこのMedia IDを見るとわかりますが、 東芝 製 です。
この結果から、Speed Classは4となっています。それで調べてみると、連続書き込みはSpeed Class4の性能を満たしています。あと驚いた数値が、細かく言えませんが、たくさん数のファイルを書き込む処理でなかなか遅延しないような数値がでています(この説明は近い表現ですが正しいわけでもありません)。通常のSDカードは書き込み読み込みが速かったり遅かったりと細かい部分で波があるのですが、これはその差があまりないのです。こういうところが産業用です。ハードリアルタイム向けってことになります。どのような機能がどのようなところに役立つかというと、ドライブレコーダの安いものだと、SDカードに録画する場合、あるサイズでファイルを切ってほぞんするようにしていて、その切れ目の映像が録画されないってことがあります。ただこのSDカードを使えば、全く映像の切れ目がなくなるわけではないと思いますが、切れて録画されていない部分が短いことになります。こんなファイルの切れ目で録画されていない部分があるようなドライブレコーダーは買わないほうがいいのですが、あきらめらざる負えない場合はこのような方法もあるかもしれません。
(前回(1/2)「その実体を紹介する」はこちら)