ドライブレコーダーなどに適したSDカード、それが産業用SDカード(1/2) その実体を紹介する

シェアする

産業用SDカードについて説明します。産業用SDカードは一般販売されていません。量販店や秋葉原などでは普通手に入りません。中には普通のSDカードを産業用と販売する悪徳な会社はあります。ちなみに、産業用SDカードは高価です。一般SDカードの容量単価の数倍以上の価格です。

では、どうしてそんな高価なカードを使うか説明します。産業用といいますが、実際は一般向け以外というところです。産業用ということで、工場で使うのかとかなどと思い浮かべますがそれだけではありません。医療機器、外の倉庫、外の監視カメラ、飛行機で言うところのブラックボックスに相当するトラックなどの機器など。。。。温度が高いところ、温度が低いところ、放射線などがあるところ、絶対に壊れては困るので壊れる前にわかる必要があるところ、、、、などがあります。これらはすべて産業用SDカードが使われています。

SDカードの動作温度は実は外では厳しい場合があります。特に寒冷地や、車の中です。寒冷地だと-30度くらいまでさがありますが、SDカードは一般向けは0度~などまったく使えません。また車の中の温度は真夏だと70度と言われています。ここまではぎりぎりSDカードが耐えられるくらいの温度です。ということは、今流行っている、ドライブレコーダーは、寒冷地で、ふつうのSDカードを使うとこわれてしまう(壊れやすい)ということになります。雪の地域では冬の交通事故も多いので、いざ録画されているか調べてみたら全く録画されていないなんてことが無いように、気温にあったドライブレコーダーと、温度に耐えられるSDカードが必要です。ドライブレコーダに標準で入っているSDカードは一般的なものが多く、全く寒冷地で使うことは考えていませんので注意が必要です。後は室外に近い監視カメラも直射日光による温度の上昇、また降雪による温度(普通は0度にならない地域でも)もありますので注意が必要です。

放射線にも弱いと書きました。空港のX線検査や、病院内の検査室などSDカードが壊れてしまうと思うかもしれません。これに関しては、一般のSDカードでも(まともなメーカのものであれば)これらには耐えられるようにするという規格があります。ただ、その場所に24時間、365日、何年も置いておいて使えるのかというレベルではありませんので、一時的にその場所を通った程度では全くびくともしませんのでご安心ください。

他、壊れる前兆がわかるというのは、一般的なSDカードにはありません。たとえば、HDDや、SSDなどでは、ある程度規格化されている、SMARTという機能があります。メーカ間に互換性がないから面倒という意見がありますが、SDカードにはこのSMARTという機能は一般的にありません。しかし、産業用にはこれがあります(すべてにあるわけではありません)。これを使って、そのSDカードがどのくらい持ちそうか等あくまで推測ですができるようになります。このような機能は、一般の人でも、やはり貴重で一瞬の映像や写真を撮るときは、絶対に壊れては困るという場合がありあす。このような人にはやはり、産業用のSDカードはほしいと思うのですが、手にはいることはありません。

弊社で、この珍しい産業用SDカードを貸してもらいました。2枚あって、4GBと、8GBです。

DSC_0056

ラベルをはがしたわけではないのですが、後から張るために貼っていない状態です。

ということで、これ以降は次回に続きます。(次回(2/2)「その実体を解析する」はこちら