外側のパッケージを調べて問題を挙げましたが、これらはすぐに本物と同じものを作ることができてしまいますので偽物を製造する側も頭使えば本物と見分け付かないパッケージを作りますのでパッケージだけでは判断できません。
では中身についてみてみます。SanDiskの場合も先ほどの512GBのmicroSDXCの偽物の場合も、かなり高額なものなので印刷だって通常高いやり方をします。これを見るとわかりますが、単純なインクジェット印刷です。ざらざら感があるのがわかりますか?
後は、64GBのフォントですが、6と4で太さの違いが分かりますか? UltraのUも少しずれていたりしています。
では裏側を見ると、また TAIWAN と書かれています。パッケージには、「Made in China」 と書かれていますのでこれに関してもおかしなところです。前に見つけたSanDisk microSDXC 64GBの偽物パッケージも4GB->64GBと偽造していたものも裏が同じようなフォーマットなので同じメーカの製造かもしれません。
ということで調べてみました。
SDカードには固有なIDがつけられているのでそこから本当の製造会社(fakeしているの中間会社の可能性が高い)はわかることがあります。調べられては困るのか設定されていませんでした。 ただ、推測できるものがありました。 IDの中にPRODUCT名部分がありこれが APPSDでした。これはfakeカード専門ではないかと思っているメーカ(ころころ変わる会社でお隣大陸に本社の会社です)です。(microSDを使う玩具があってその玩具メーカブランド委託でアプリをいれたものを製造しています)前回のSanDiskのfakeもその会社で今回もまたお前か状態です。よってこれは故意に偽造としてわかって製造していると判断できます。
ではこのscreenshotから調査結果は、
- 製造メーカは、SanDiskではありません。本当の製造メーカは隠してありますのでわかりませんが、Product名からお隣大陸の会社という会社と推測できます。
- 容量は(1GB=1,000,000,000Byte)としたら67GBもあります。これが多いからといってもあまりここでは意味がないですが、通常のメーカのSDカードは3桁目を四捨五入して64GBになるようにしていますので、63.5GB~64.3GBが普通です。なぜか容量は大判ぶる前です。
- SDXCですので、バージョン3.0以上となるはずですが、2.0となっています。つまりSDHCという作りです。このため、PC用のPanasonicのUSB R/Wでは厳しい判断するため読めません。他のAndroid等等では読めるかなと思います(最大限読もうとするため)。
- スピードクラスは クラス2(
)です。パッケージではクラス10(
), UHS Speed Grade1(
)となっていますが、UHS-Iではありません。さらにクラス10までの性能もありません。
- CPRM領域が0です。ワンセグ録画では使えません。これはSDカードには必須なのでほかもありますが規格違反です。
- ファイルシステムはexFATである必要がありますが、FATでした。これも規格違反です。
となりました。
さらに実際のフラッシュメモリは64GBあるのかについては、このカードがPanasonicのUSB R/Wでは読めません。そのためPCで調べることができないためここまでとなります。 調べることができたら再度報告します。
別なSD Card ReaderでどのくらいNAND Memoryがあるのか調べてみました。
以上