クイックフォーマット、イレースフォーマット、上書きフォーマットでフォーマット後の使い方に何か違いがあるのでしょうか。
クイックフォーマット:
これから自分でそのSDカード(SD,SDHC,SDXCや、microSD,microSDHC,microSDXCを含め総称としてSDカードと表現します。)を使用する場合に使います。他のフォーマット方法より早くフォーマットを完了します。ただし、この状態では、ファイル名の情報が消えたとしても、ファイルの中身のデータは残っている場合がほとんど。よって、データリカバリーソフトウェア等を使って、データを復旧させることもできる場合があります。よって、捨てる場合、他人に譲渡する場合はクイックフォーマットではなく、上書きフォーマット等をしてからとすべきです。
これから自分でそのSDカード(SD,SDHC,SDXCや、microSD,microSDHC,microSDXCを含め総称としてSDカードと表現します。)を使用する場合に使います。他のフォーマット方法より早くフォーマットを完了します。ただし、この状態では、ファイル名の情報が消えたとしても、ファイルの中身のデータは残っている場合がほとんど。よって、データリカバリーソフトウェア等を使って、データを復旧させることもできる場合があります。よって、捨てる場合、他人に譲渡する場合はクイックフォーマットではなく、上書きフォーマット等をしてからとすべきです。
イレースフォーマット:
これから自分でそのSDカードを使用する場合に使います。SDカードによっては、クイックフォーマットよりもフォーマット後の書き込み速度が速くなる場合があります。リーダーライターによっては、使えない場合があります。使えない場合はクイックフォーマットをご使用ください。イレースフォーマットは、SDカードに使われているNANDフラッシュのメモリ素子の状態を意味します。通常0や1などの値だけではなく、データを保持していないという状態を表します。
上書きフォーマット:
そのSDカードを破棄する場合など、既に記録されたデータを読めないようにするために使用します。SDカードが多少へたります。しかし、データの漏えい等を考えると背に腹は代えられませんので、捨てる場合、他人に譲渡する場合はこのフォーマットが必須です。
番外編 完全消去 :
完全消去 という言葉がありますが、上記のどれが完全消去なのかということですが、上記では、通常は「上書きフォーマット」となります。アメリカの軍事関連の規格では、特定の数字羅列を数回書き込むなど書かれていますので、この基準ですと満たしませんが、「上書きフォーマット」で復元できるデータはあるのかというと、産業用向けの特殊SDカードならば可能ですが、市販品ならばほぼ無理です。