ROOT(ルート)からファイル名やファイルの中身を参照します。
.JPGは静止画ファイル、.AVIは動画ファイルです。データの書き込み・削除を繰り返すうちに、ファイルが連続して配置されなくなります。
SDホスト機器からのSDカード内のデータの読み書きは、ある一定の単位(HDDと比べると1000倍以上大きい単位となることがある)で読み行われますので、SDカードを使い込むうちに効率の悪い状態になります。(読み書きが遅いなどの状態になります)。
そういった状態になった場合には、フォーマットが必要です。
【クイックフォーマット】
以下はクイックフォーマットした場合のSDカード内の状態です。
ROOTから線でつながっていた情報が消え、ファイル名やフォルダ名が消えます。
写真などのコンテンツは残りますが、ROOTからファイルを探すため場所がわからなくなります。
ただし、一般的な「データ復旧」ソフトウェアなどで写真等のコンテンツの取り出しができてしまう状態です。
【オーバーライトフォーマット】
以下はオーバーライトフォーマットした場合のSDカード内の状態です。
ROOT以下に意味のない情報を上書きします。
線でつながっていた情報が消え、ファイル名やフォルダ名、さらにコンテンツ(写真等)も消えます。
一般的な「データ復旧」ソフトウェアなどで写真等のコンテンツの取り出しはできませんので、そのSDカードを捨てる場合や、他人にデータではなくSDカードを譲渡する場合など、SDカード内のデータをすべて消去したい場合に有効です。
ただし、全領域に書き込みを行いますので、SDカードの寿命を縮めてしまいますのでご注意ください。