ややこしいけど知っておきたいSDカード規格

SDカードの最新規格 ”SDUC“ をご存知ですか。

SDカードは容量に応じて規格の名前が異なります。

最大2GB格納でき初代規格が”SD“、
2GB超~最大32GB格納できる規格が”SDHC“、
32GB超~最大2TB格納できる規格が”SDXC“、
そして、2TB超~最大128TB格納できる規格が”SDUC“です。こちら最新規格です。

『フルサイズ』と呼ばれる一般的なSDカードの形状は、32 x 24 x 2.1 mm
microSDカードならば、11 x 15 x 1.0 mm
カード自体の物理的な形状は変わらないにも関わらずです。

素人目から見て、SD規格がややこしいなと思うのは、ホスト機器(タブレットやビデオカメラのようなSDカードを挿す側の機器のこと)が規格に対応していないと使えないことです。
例えば、ホスト機器が”SDHC“規格対応だとしたら、”SD“と”SDHC“は使えますが、”SDXC“は使えません。
形状が同じだからスロットへ挿せてしまうのですけれど。

SDカードは規格ごとに専用のロゴがラベリング・印字されています。

規格ロゴがなかったり、規格ロゴと容量の内容が不一致だったら、偽物の可能性があります。

ホスト機器を新調する場合、自分が既に持っているSDカードが使えるのか、新たにカードを買い足さなくてはいけないのか、よくよく検討する必要があります。
ホスト機器が最新規格に対応しているならばおそらく機器自体の持つ性能もアップしているので、あまりにも下位規格のSDカードでは性能を発揮できないこともあり得ます。

だからこそ、難しいことはわからなくとも、いろんなSD規格があることとその大まかな違い、といった新しめの知識を仕入れておけば賢いお買い物をする近道になるでしょう。

ドライブレコーダーの導入を検討しているならば、記録媒体の対応SD規格が何であるか、ぜひ調べてみてください。

2019年1月現在、まだSDUCカードは売られていませんし、対応するホスト機器もありませんが、近い将来市場に出てくるでしょう。

フルサイズの512GBのSDXCカードが10万円前後しますので、対応するホスト機器を新調するとなったら、庶民が手を出せる値段にはならないような気もいたしますが。