SDカードは速くなるのか? アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラス(A2)規格とともに出てきた
コマンド・キューイング機能とは何だろうか。
SDカード以外の記憶メディアは、既に採用されていたりするので、
ご存知の方もいるかもしれません。

SDカードとホストのやり取りは、

ホスト→(コマンド送信)→SDカード→(コマンドの応答)→ホスト→(コマンド送信)→SDカード→(コマンドの応答)→ホスト

と1つずつコマンドの処理をこなしている。
SDカードがコマンドの応答を返してから、
次のコマンドが送られてくるまでの間、
もっと効率良く処理ができないだろうか。

コマンドの応答が返ってくる前に
次のコマンドを送っておけば、
コマンドの応答を返したら次の処理をしてくれると、
次のコマンドを待たずに処理ができるのではないか。

そのコマンドを溜めておく機能が
コマンド・キューイング機能です。

ただ、この機能、SDカードだけ対応しても
ホスト側が対応していなければ、
結局、ホストがコマンドの応答を待ってから
次のコマンドを送るので効果は期待できない。

ホスト側の対応を待つことにしよう。