秋葉原で、販売されているSDカードをちょっと調査してみました。一般的には見たことない、全くブランドが書かれていない
SDカードです。
これは、容量が32GBでスピードクラスは4と書かれています。どのような属性か見ると、
Card Capacity : 32 GB : 31,657,558,016 bytes
Media ID : 1D414410000XXXXX
Speed Class : Class 10
でした。中はなぜかスピードクラス10となっています。これは、お得と思ってはいけません。
理由を説明します。
通常Class4よりもClass10のほうが高いというのがSDカードの販売市場の状況です。
それをあえてこのようにしているのは、ある意味Class10となるように作ったけど、なぜか
Class4程度の性能しかでないから Class4のラベルを張っているという場合もあるからです。
性能検査でPassしなかったら商品は普通は廃棄ですが、それを拾う業者がいるのか、それを捨てずに
ラベル張り替えて市場で販売というところでしょうか?
SDアソシエーションではこのような下方の表示は認めていませんのでこれはれっきとしたSD規格違反と
なります。私がこちらの環境でどの程度のSpeed Classの値がどの程度のものかと調べると、Class10どころか
Class6も言えない程度の速度でした。Class4程度でした。ただ、読み込みはClass10程度の性能がありました。
書き込みスピードだけが劣化なのか、メモリ素子も劣化しているのはわかりませんが、このようなSDカードでは
唯一のデータを保持するような用途には向かないと思います(カメラや、ビデオカメラ等)。
このようなことはSDカードに限りません。テレビ等ではブランドが削られているなんてありませんが、たとえばブランドの服等、アウトレットになるとタグが切られているなんていうのとと同じです。よって教訓としては、検査にパスしないようなSDカードはノンブランドなのに、中は有名メーカとして販売している会社がありますが、先ほどのように、品質としてPassしなかったものもありますがので、要注意なります。よって安いからと言って購入するのはいいとしても、使い道を間違えないようにしましょう。