プレスの発表の1つにこのような製品がありました。
https://tascam.jp/jp/support/news/2505
これを見ると、2013年ころの機器のファームウェアを更新して、SDXCの256GBのSDカードが使えるようになりましたと書かれています。現状、256GB程度(512GBもありますがかなり高価)ならば買おうと思えば買える価格となっています。これに対応したということのようです。
この機器を例に説明します。この機器ではSDXC対応であって、SDのロゴはついていないようです。全て見ていないのでわかりませんが、SDのロゴはついていない場合について説明します。
SDのロゴがついていない場合、SDの規格ではない部分があると推測します。
このような機器で、SDカードが壊れたという場合に、どこにクレームをいうのがいいかとなります。実は、SDカードの会社はSDロゴがついた機器ではないもので使った場合には書かれている保証内容はすべて対応するわけではありません。SDカードメーカの言い分は、SDロゴもつけられないどこの馬の骨ともしらない機器で使って壊れて保証できるか?というところです。
よってこの場合はSDホスト側、つまりこの機器のメーカに言わないといけないとなります。逆に本当にSDのロゴがあったからと言って大丈夫なのというと、そのメーカの方針に依存しますのでなんとも言えませんが、それなりの肩書があるような会社であればそのようなことはしないと思いますが、聞いたこともない、バックれそうなメーカでは規格関係なくSDロゴがついている場合もあります。
これはあくまでSDロゴが書かれていない場合の話ですので、もしもこの機器についていたらSDカードのメーカの対応となりますのでご注意ください。
このことを書くのが本当の目的ではなく、ここに書かれている内容で「ERASE FORMATに対応して速度の劣化」うんたらと書かれているところに理解ミスが発生するので書きます。
ERASE FORMATに対応してもしなくても、速度の劣化は普通のFORMATで戻ります。要は断片化の状態をなくせばいいわけですから、特別にERASE FORMATだけがということはありません。また、逆に断片化の対応をこの機器がしていないということもこれでわかります。SDカードのSpeed classの最大転送レートを維持するような書き込み方法をしていないとなります。
ERASE FORMATができるようになると何の意味があるのかについて、長所を書けなかったんだと思います。全体の上書きフォーマットのみサポートしているのでされば、FORMATによるSDカードの劣化を増やしません、となります。QUICK FORMATのみしかサポートしていないとすると、私でしたら、ERASE FORMAT前のファイル、この場合は音のデータを復活させることができなくなりますので、他の人にSDカードを渡す場合も安心です。というところでしょうか。ERASE FORMATだからといって、劣化した速度が戻るというのは違っています。どのFORMATでも戻ります。