驚愕の転送速度:TransferJet機能のSDカード

ここ数年くらい前から無線を使った通信のSDカードがでてきました。「こんなに小さいのに、通信できるの?」というサイズでのSDカードでした。最初は、EyFiで始まり、それからはFluCard,FlashAir,PQI,…. と順番は忘れましたが、無線と言っても種類は無線LANを使ったものでした。無線LANの物理規格は 11g あたりを使っていました。
他の無線規格として、Bluetooth, NFC, TransferJet とメジャーなものがありこれらのSDカードも出てくるようになったので、今回 TransferJet機能SDカードについて説明します。

TransferJet通信は2011年頃から既に存在しています。しかもデジタルカメラで使えるものです。メモリースティック規格のものがありました。その時のCMは、デジタルカメラで撮った写真をテレビですぐにみられるというものでした。(TVにはUSB接続のTransferJetの受信器が接続されている)

そのあたりから一昨年あたりで、USBタイプのTransferJetアダプタ、去年にSDカードタイプのTransferJet通信ができるものなどがリリースされてきましたので、これらかは、

  • PC
  • iPhone
  • Android
  • デジタルカメラ(TransferJet SDカード入れた状態。ファイルの送信だけ)

transferjetsd

でのデータの送受信ができるようになりました。物理規格は375Mbpsですので、USB2.0の400Mbpsにせまる速度ですが、PC,iPhone,Android向けはすべてUSB2.0対応なのでこれよりも転送レートが速くても上限となります。
当然これは理想値です。いくらTransferJetだけが速くても、USB部分、ストレージ部分の一番遅い部分での速度となります。BlueToothなどAirDropが24Mbps、Wifiが11Mbps当たりとなると、このTransferJetの無線速度がどのくらい速いのかがわかると思います。アダプタさえ挿しておければ、ケーブル挿している程度の時間ですぐに送信できちゃうというレベルです。特にデジタルカメラのビデオファイルや、たくさんの写真などを一斉に送ったり、受け取ったりする場合、通常、ケーブルつないでと思うかもしれませんがこれは違います。ケーブルでのデータ送受信に匹敵するくらいに速い