SDカードの転送速度の表示について、SD規格も10年を超えてきていろいろな表現が出てきています。
SDカードを買ったときに書かれている記号(またはカメラやビデオカメラを買ったときに推奨する転送レートの記号など)について説明します。
転送速度記号には下のものがあります。
(無)
です。(無)というのは、上記以外の記号がないことを意味します。これ以外はSD規格で決められている表現はありません。中には、 C30 とか、C90 というようなものがありますがこれは規格ではなくてなんなるデザインです。
では実際の性能はどれが一番速いのかというと実はこの記号ではわからないと言えます。これらの記号は最低保証する性能を表現しているのであってとても性能がいいけども、と書かれているものや、ぎりぎりの性能のものなど各メーカが最低限の保証性能ということ印字しています。ではなぜ性能がいいのに、わざわざ低い表現にするのかというと、企業にとっては価格設定問題があります。よりものほうが安くないと売れないとなりますので、各社での在庫、製造問題などでによってこのようなことをしている場合があります。ひどいメーカならば、で製造したとけども、不良品(転送レートが満足しないといういみで)で出荷というのもあるようです。
ではなぜ、最低保証転送レートが必要なのかですが、これはSDカードをAV機器や家電の設計製造のリクエストから来ています。
また、X133とか、X300という「何倍速」という書き方がされているSDカードがありますが、この表現はSD規格には全くありませんので何を1倍速としているのかも不明です。なぜこのような表現がされているかというと、CDやDVDなどで2倍速、4倍速などの表現が規格自体に入っていました。それをまねていると思うのですがこのような表示に惑わされることなく、上記の記号や、読み込み/書込みの転送レートなどをしっかり見て購入する必要があります。