摩訶不思議なSDカード

先月の2017年2月に摩訶不思議なSDカードが、発表されました。発表内容ではわかりにくいのでちょっと説明します。ビジネス用途であって個人には全く向かないものです。

SDカードを暗号化したいという要望がビジネスだといろいろあります。それは、移動中に落とした場合や、運送業社経由でデータを渡す場合などがあります。また、監視カメラのように個人情報を書き込むことはあっても、見ることは滅多にないなどがあります。

今回の新しい、摩訶不思議なSDカードは、監視カメラや、タクシー、運送会社のドライブレコーダ、などでかなり有効です。ドライブレコーダーからの個人情報が漏れるようなことがないように、管理者の管理ができるようになります。

この不思議なカードは単純には、書き込みができても、読み込みができないようになっています。よって読み込みをするようなことを滅多にしないで書き込みだけという機器にかなり有効です。そうなのと簡単に理解する人もいますが、読み込みができないことは、書き込みもできないことではと思う人もいるでしょう。このSDカードは、賢く作ってあって、ファイル名やファイル情報と、ファイルの中身がどこにあるかを認識し、ファイルの中身と判断した場所は読み込みができないようにしています。逆にファイル情報や、ディレクトリ情報は読み込みできるのでファイルの追加、削除などはできます。

芸能人の人がタクシーに乗っていてそのドライブレコーダの情報が流れたことがありました。これをビジネスとして意図してしたら構いませんが、意図してないとなるとこのようなSDカードを使って、簡単には読めないようにするSDカードにするなどの対応が必要と思います。

また、暗号化にはありがちな、ドライブレーダ自体をなんらか特殊なものにするなどは一切必要ありません。通常のSDカードと同じ扱いで書き込みができます(相性がわるい場合もあるかもしれません)。では読み込みするにはどうしたらよいかですが、これは、NFCを使って読むことができるようになります。スマートフォンや、PCのNFCリーダ(3000円くらい?)ですので読み込む側にもあまり投資は必要ありません。

ちょっと摩訶不思議なSDカードを紹介しました。